中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

尾身分科会会長は科学者なのか政治家なのか?

 昨日の分科会の報告を聞いていてよく分からない。

専門家による分科会は、科学的見地から政府に直言すべき

立場だと思っていたが、尾身さんは政府の側に立って、

いろいろと忖度しながら発言しているようだ。 分科会は

上手く政治家たちに利用されているだけのようで残念で

仕方がない。  もう少し、科学者の立場として直言が

あってほしい。 本当のことが言えないなんて、せっかく

与えられた場を生かし切れていない。 もちろん、諸官庁、

都道府県などの会議というものは、初めから結論ありき

で根回しされている。会議の場で、いくら食い下がっても

空回りの議論にしかならない仕組みになっている・・と、

いう事情はよく知っている。 だからこそ、分科会を引き受ける

時に直言できるかどうかの決め事をしておかなければなら

なかったのだ。 政治という場にいる人たちは、そういうことに

馴らされていて、堂々巡りのような議論をしておいて、十分議論を

尽くした・・・などと平気で言うものだ。 はじめから結論ありきの

嫌な場であることを知っているだけに、そして専門者会議のとき

にも味わったであろうことを、分科会でも同じことをやっていることに

無意味さを感じる。 分科会とか諮問委員会などといろいろあるが、

どれもこれも・・官僚たちが準備した筋書きの中で踊らさせるだけ

だと言いうことを、今一度認識しておいてほしい。

 とかく、官僚たちはずるいのである。責任を負わないように仕組む

のである。 そういうような連中が考えるものに、国家を救える妙案

が出てくるはずがない。 秀才と言われる「凡才」が集まっているのが

官僚集団だと思っている。 妙案を出せばアベノマスクのようなことに

なってしまうのだ。