トランプ大統領の人気が落ちていて再任が難しいと
言われていますが、もし・・・手当たり次第に契約をしている
ワクチン会社のどこかが成功すれば・・・功績で再任される
可能性もあるのではと思います。 アメリカとワクチン会社との
関連を詳しく書いてみましょう。 よく読まないと分からないかも。
アメリカが契約、出資などをしている相手は・・・・
①◆ ワクチン製造で最も先行していると言われる(英)の
オックスフォード大 X トアストラゼネガには、12億ドルを投資し
3億回分を確保済み。
②◆ (米) ノバハックスには、16億ドルを投資して、1億回分を確保。
③◆ (米) モデルナには、5億ドルを支援している。
④◆ (独)のキュアバックに対しては独占権を要求している。
⑤◆ (仏)サノフィに対しては、4億ドルを支援している。
⑥◆ (独)ビオンテック社と(米)ファイザーの共同開発とは、 6億回分
を確保(1億回分の確保と、追加で5億回分できる権利)
以上がアメリカがワクチン確保に向けて動いている内容だ。もし失敗しても
よいという条件付きでの投資だけに、成功した場合の獲得分が大きい。
ワクチンが成功した場合、世界中が欲しがるだろうが、アメリカは先手を
打っているとい点では最も有利な立場にある。 もしだが・・ワクチンが成功
すれば、トランプ氏が再評価される可能性もあるだろう。
◆ さて、日本はどうか??以上のワクチン開発の中の①と③に対して
日本は交渉中という段階にある。
◆ フランスは⑤に対して、工場建設支援をするらしい。
◆ ドイツは④に対して3億ユーローを支援している。
◆ 欧州ワクチン連盟は、①から、4億回分を確保している。
◆ イギリスは①に6550ポンドを出資して、1億回分を確保している。
以上の流れから読み解くと、アメリカが断トツに確保分が多く、英国、
フランス、欧州ワクチン連盟も確保済みだ。 中国の場合は独自の
開発なので、そういう流れは読みずらい。 ブラジルは、最終テストを
ブラジルでやることを承認することで、①から1億回分を確保している。
ワクチン競争はこれからがしのぎを削る争いになる。早いだけでは
成功とは言えないだけに・・世界の歴史上最大のワクチン競争となる
だろう。 いま最も期待されているのが①だが・・①は過去に20回以上の
ワクチン製造に失敗してきた歴史がある。今回は、その屈辱を晴らせる
のかと注目されている。