言葉の持つ印象というのは大きいようだ。
「解除されたから」「緩和されたから」日本人は子供の時から
学校で厳しくしつけられているから、解除とか緩和とかというと
解き放たれたようにわくわくするのかもしれない。 アメリカ人
などは、そんな言葉にも反応しないで「エニウエイ！」というだろう。
好きなように何でもやりたい・・・と。なんでもありだと・・・だから、
アメリカの感染拡大は止まらない。ウイルスについての知識も
浅い人が多い。 やはり、ウイルスについての知識レベルが高い
ほどウイルスに対する対応を考えるようだが。
自粛！！の掛け声が日本人には有効だったが、解除、緩和で
一挙に箍（たが）が緩んだようだ。 これから感染拡大が進む方向
にあると言ってよいだろう。 用心する人が少なくなってきたから
ウイルスにとっては取りつく相手に困らない。
戦争中（といっても・・大学卒業者なのに（アメリカと日本が戦争した
だなんてうそだろう）という人もいるぐらいだから・・・本当にそんな人が
いて会議中に、そう言ったのだった。 それはともかく・・戦争中に
グアムから飛来したＢ２９爆撃機の編隊が日本にやってくると「空襲
警報発令！」とサイレンが鳴り響く。 大阪の場合は昭和２５年３月
１３日に大空襲を受けた、その後も何度も空襲を受けた。東京は
３月１０日だった。その夜だけで１０万人が死んだ。
Ｂ２９が去っていくと「空襲警報・解除！」となって、ほっと安心した
ものだ。 Ｂ２９の場合は機影が見える、当時は飛行機雲ができる
ほど高空を飛ぶ飛行機はＢ２９だけだった。 ところが新型コロナ
ウイルスは姿かたちも見えない。音もなく、姿もなく、色もなく・・・
誰かから誰かに・・・そっと移っていく。 最近は４０歳以下の感染者が
圧倒的に多い。 若い人はそれだけ活動的だから、移る機会も多く
なる。 若い人は夜の世界が好きだから・・それだけウイルスの餌食
になってしまう。 １昨日、ＮＨＫで感染経験者の若い人たちが、１か月
経ってもすっかり治り切らないで苦しんでいるという特集があった。
若いから大丈夫ではなさそうなのだ。 用心してね。気をつけてね。
日本は、これからが怖いのだから！！！ 警戒警報！！！！！だよ。
今日、東京都で54人、埼玉県で16人、神奈川県で7人、全国で合わ
せて103人の感染が発表されています。感染者数が100人を超えたのは
5月9日以来です。
