乗員乗客が新型コロナウイルスに集団感染したダイヤモンド・
プリンセス号からの患者搬送をめぐり、黒岩神奈川県知事は26日、
「県が中心におこなった。本来なら国が真っ先に飛んできて全体を
仕切るのが筋」だと。 県内外の搬送先探しや感染者の振り分けに
ついては県が主に担ったとし、「我々は県民へのサービスが基本。
3700人が乗った船が来て、『県がやるしかない』と対応したが、
本来は国がやるべきだった。
この国には、危機管理の態勢ができていなかったんだなと感じ
ざるを得ない」と。
全く同感!!! 神奈川県には、よくやってくれた!!と、お礼を
言いたい。 そもそも【危機管理】というものは、頭の回転の遅い人
には向いていない。 各省庁とも「頭の回転の速い」人材を集めて
(危機管理室)を作っておくべきだし、危機管理室は大きな権限も
与えておかなければ、何の意味もなさない。 今回の一連の
政府、厚労省の動きをみていれば、そういう心の準備さえできて
いなかったというほかない。
県関係者によると、乗員乗客の搬送について当初は県が受け
入れ先を探し、横浜市が搬送を担った。その後は、国の職員や
災害派遣医療チーム(DMAT)のメンバーらが加わり対応していた。