中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

気の毒な武漢滞在者たち

きょう帰国したのは210人だが、2人は高熱でのせられなかった

ようなのだ。やはり、こうなるずっと以前に、日本政府は対応を取る

べきだったと思っている。今回の新型コロナウイルスに関しては、

当初から日本の対応が遅れていたように思う。その原因の一つは、

専門家と言われる人たちの甘さだったのではないだろうか。 

 もちろん、企業側の事情もあり、簡単に職場を放棄することも

出来ないという事情もある。 外国に長く暮らした私には現地に

いる人たちのお気持ちが分かる気がするが、今回のようなばあい、

やはり、母国語でしっかりとした対応をしてくれることが心の

安心にもつながる。24時間操業の企業もあったと言う。

厳しい状況の中で、企業を支えてこられた方達には頭が下がる

思いだ。 自動車産業も、今回の新型肺炎で大きな痛手をおう

ことになるだろう。 それは他の企業でも同じだろう。

経済活動というものを無視できないだけに、今回のコロナウイルス

と言うものは、まことに厄介なものを発生させたものだと恨み節

を言う他ない。 中国はSRRSに続いての事だけに、市場の流通

品目などには、今後大きく改革を加えていただきたいと思っている。

生鮮には違いないが、野生同様の動物を混合して市場で売るなどは、

衛生管理の面からも、今回のような新型タイプのウイルスをつくら

ないためにも、思い切った改革が必要だろう。

 1100万人もいる武漢から500万人が武漢から出たという。

閉鎖をしたのではなかったから、500万人(神戸市の人口の3倍以上)

が逃げ出したのだから・・中国全国に「拡大」することは目に見えていた。

春節そのものを禁止できない事情もあるだろうが、500万人が武漢から

はなれ、全国、外国に新型コロナウイルスを運んだことは間違いない事態

となっている。 まだまだ武漢に残されている日本人は多い。 気の毒と

しか言いようがない。まして、感染してしまった日本人患者たちの気持ちは

いかばかりかと思う。外国と祖国・・これまでになく、強く意識をした

ことだろうなと思える。