中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

齢はとりたくないもんじゃ (11) 予測しながら生きる

  いつの間にやらこのタイトルの内容が日記風になってしまった。

じつは、そういう目的で書き始めたわけではない。齢を重ねて

いくというものはどういうものか、どういうことが起こり得るのか

ということを、書き記しておきたかったのだ。

 今回の妻の場合を例にとっても、すべて予測の範疇だった。昨年の

春ごろから、妻の加齢に備えておかなければと思っていたことがあった。

わが家では、シャワーを使った後に、浴室全部をふき取って浴室内の

湿度を少なくしてカビの発生を防いできた。その作戦は見事に効果が

あったのだが、腰痛がひどくなってくると作業が辛い。私の場合は腰痛の

上に肺塞栓症になったものだから、俯いての作業ができなくなった。

そうなると、妻への負担が多くなる。交代でシャワーをしていたのが、

いつも妻が後からやることになり、ふき取りも妻がやることになる。

それが5年前からである。たまには私もやるが90%は妻がやっていた。

 妻の加齢を考えると対策を考えなくっちゃ・・と、昨年に浴室乾燥機

の、ちょっといいものを設置した。梅雨期には洗濯物の乾燥にも使える。

浴室は24時間換気になっている。シャワーを使った後はざっと拭いて、

あとは強制換気を5時間回す。これでいくらかは作業が軽減される。

 3年前に、10年ごとに行われるマンションの大修繕が春から半年間

行われた。冬の間も大切に管理していたベランダの花もネットを張ら

れるとわずか1週間でダメになってしまった。あのネットは部屋の

内部からも外が見えるが、太陽光は防いでしまうらしく植物は光合成

が出来なくなって萎れてしまう。 10月の初めにネットが取り除かれ

たが、この際に花を少なくしよう・・手入れが少なくて済むゼラニ

ウムだけにしようと・・半ば強制的に・・そうしたのだったが・・・

いつの間にやら・・どんどん増やしていってベランダは歩く隙間が

少なくなっていった。 「いまは元気だと思っているようだが、

かならず、そうではなくなる日が来るのだから・・減らそう」と

なんど言ったかしれない。4日の日に、これで植え替えは最後だよ、

とわずかに3鉢分だけかなの苗を買った。そして5日に植え替えて

いて事故が起こってしまった。

 でも、不幸中の幸いだった! と妻には言っている。頭を強打して

倒れたならば、どうなっていたか・・。それにしてもひどい出血だ。

当日は深夜になっても皮膚に何の変化もなかったのに、翌日には

黒ずんできて、二日後の昨日は、もっとひどく出血の跡がわかるほど

の広がりだ。上腕部の外側だけでなく、内側にも出血あとがうかがえる。

MRIでも、それがよく分かる。それでも、痛い痛いと言いながら

いろいろとやっている・・から、妻らしい。 洗濯物の取り入れや

干す場合にもなるべく私がやろうとするが、妻は痛みが伴う場合以外は

自分でやろうとする。 今夜の夕食は私がすでに準備した。

 ベーコン、ニンジン、玉ねぎ、ズッキーニ、トマト6個、なす、

セロリ、豆(レッドキニー)を使ってのスープだ。私の得意でもう

30年以上作っている。このスープを利用してスパゲティー料理を

作る。 このスープを作っていて、右太もも外側に「火傷」の

ような熱感が起こった。もう8年ほど前から、立っていると熱感が

起こる。ひどい熱感で、まるで大火傷をしたような痛みがくる。

座っていると収まるのだが、しばらくは立てない。多分腰からきて

いるのだと思うが、医師にも解決策はないようなのだ。

 このように、齢と共に、、いろんなことが起こり得る。予測も、

予備知識も持っていた方が、いざという時にあわてなくてすむのでは、

とおもう。妻の同級生が電球を取り換える時に、脚立から足をふみ

外して倒れ、気絶したようだが、ご主人はあわてて救急車を呼んだと

いう。恥ずかしかった!と言っているそうだ。