世の中には・・と言うか、世界にはと言った方が正しいが、私の
想像を絶するほど・・と言うか、想像すらできない頭の良い人が
いるようなのだ。 ローラン・シモンズさんは、 ベルギー北西部
オーステンデ生まれで、現在はオランダ・アムステルダムで両親と
暮らしている9歳の男子だ。高校までの教育を驚異的スピードで終え、
8歳で大学に入学。 生物医学と電気工学を融合した研究を含む3年の
課程を約9カ月でほぼ終え、まもなく卒業を迎える予定になっている。
ギネス世界記録は、米少年が10歳4カ月で大学を卒業したのがこれ
までの最年少だとしている。
今後は電気工学の博士号取得を目指しつつ、医学も学び、心臓疾患に
苦しむ祖父母のような人を助けたいとの思いから、人工臓器の開発を
夢見ているという。 研究以外では飼い犬との散歩やスマートフォンの
ゲームが好き。両親は卓越した才能と「子供であること」のバランスに
気を使っているらしいが、なんとぜいたくな悩みだろう。日本では
このような飛び級制度はないが、あっても良いのではないか。
超特急、特急、急行、普通がある方が、個人差に対応できる。でも、
そうすると差別だとかという異議が起こってくる。教育の平等という
ものは、能力の全然違う生徒をひとまとめに行なうことではないと
思うのだけれど、そこのところがむつかしい問題だ。