中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「パリ祭」と「シルクロード」

 今日は「パリ祭」と日本で言われている日であるのだが、
フランスではパリ祭などと言わないばかりか、西欧諸国でも
パリ祭とはいわず「7月14日」と言う。 日本ではどうして
パリ祭と言われるようになったかというと、「7月14日という
映画が日本で上映されるに際して「パリ祭」と意訳してからだ。
 もちろん7月14日と言う日は、フランスにとって「祭り」という
気分ではなく、「レ・ミゼラブル」にあるような激しい抵抗戦に
寄って勝ち取った「自由」を記念する日に違いない。
 だからフランスに行って「今日はパリ祭ですね」などと言っても
通じない。  こんなことは他にもたくさんあるが、中国と西アジア
との交易の道として、日本では「シルクドーロ」がよく知られている。
しかし、中国人にシルクロードと言ってもあまり通用しないらしい。
 シルクロードを使っての交易は、ずいぶん昔に終わっており、
もとよりシルクロードなどという言葉さえなかった。 日本人に
よる造語だったのだ。
 中国と言えば「一路一帯」という新しい交易の道が思い浮かぶ。
日本人は、陸のシルクロードに対して海沿いの一路一帯・・などと
思ってしまう。 しかし、中国はすでに7世紀以降は海を経ての
交易をイランなど西アジア諸国と盛んに行っていた。
 船の構造などは、歴史的には日本をはるかに凌ぐ先進国だった
えあけだ。 知っているようで知らないことがあることも・・知的興味
が尽きない私にとっての命をつなぐ道でもある。