中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「なつぞら」の食事はご馳走だな

 連続・朝ドラの「なつぞら」を毎日、あれこれ思いながら観ている。
事実に基づいたものではないそうだが、あの頃を生き抜いてきた
わたしには胸に迫るものがある。 
 ドラマの中の食事風景ではたくさんのご馳走?が並んでいる。
いつみても、かなりの食卓風景だ。 でも、あの頃の私の生活の
中には、あのような食事は一年に10回もなかったのではないかと
思う。とくに、白米ご飯なんていうのはめったに食べられなかった。
収穫したコメの大半は地主への年貢になるので手元には多くの
米は残らない。 新米がとれた祝いとかお祭りのときとかだけ
白米ご飯を食べることが出来た。日常的には麥が3割~5割混
じったものだった。麥は丸のままの時もあり、潰し麥のこともある。
 ドラマの時代設定の頃には、今と違って北海道ではコメの栽培
が不可能だったはずなので、まいにち白米ご飯を食べているのを
不思議に思いながら観ている。
 それにしても、なっちゃんの機転とか気配りには感心する。
私にも、あの年頃に、あれだけの機転がきいていたら・・と、今更
ながらにおもっている。 朝ドラは、いつもいつも善人に恵まれて
いるけれど・・実際の世間はそんなに甘くはないし・・。