中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

夫婦で老いるのも大変だ

 私の腰痛の歴史は長い。45歳ぐらいの時に1年間ほど辛い思いをしたが
いつの間にやら治っていた。 整形外科医に診てもらったが治療を受けた
覚えはない。 多分ゴルフの影響だったのかと思っている。
 その後も時々腰痛が起こることがあったが、なんとなく治った。
 65歳の頃、散歩している途中に、急に痛みが来て歩けなくなることが度々
あって、オーストラリアの整形外科医に診てもらった。 X線でも原因が特定
出来ず、一応は治療を受けたが・・全く改善しなかった。
 豪州で車いす生活になるか・・と思うと辛かったし、楽しいゴルフが出来なく
と思うと悲しかった。 そういうある日に、痛みと言うものの原因は何か・・と
調べている内に、ひょっとすると・・・と、思い当たることがあり、日本の友人に
頼んでチューブを取り寄せて送ってもらった。 なんでもいい、最後の手段だ!
と言う思いで、骨盤に巻いて日を過ごした。巻き方も我流だったが、3か月が
過ぎる頃、痛みが消えた。 それからもう3か月も経つと、ゴルフができるまでに
回復した。
 だが・・80歳になった2か月後に激痛が起こり第1腰椎圧迫骨折と診断された。
この世に神も仏もあるものかと言う激痛が4か月ほど続いた。 激痛がなくなって
も、腰の痛みがなくなることはない。
 第1腰椎の骨折の2年10か月後に、第2腰椎圧迫骨折になった。第1腰痛の
時は剣道の胴衣のような頑丈なコルセットだったが、第2腰痛の時は柔軟性の
あるコルセットだった。 やはり4か月ほどの厳しい痛みが続き、そのあとも痛み
はある。 去年の今ごろに第2腰椎骨折をやり、一年が経つが日々痛みで苦し
んでいる。
 そういう経緯を妻はずっと見てきた。 「気を付けないと、いずれ同じことが起こ
るかもしれないぞ。自信を持ち過ぎるなよ」と言い続けてきたが、5歳違いの妻は
重いものを持ったり、花の植え替えをしたり腰を使うことが多かった。
 そして今・・私のあとを追っかけるように・・急に・・腰痛に苦しんでいる。
X線検査では骨折ではなさそうだが・・かなり痛いようだ。
「こういうことだったのね」 と、いまさらのように、腰痛で苦しんでいた私の気持ち
が理解できたようなのだ。
 高齢になるということは、辛さも増えるということだ。望んでも、ピンピンコロリと
対岸に渡れるわけではない。それが「老い」と言うものだ。
  老老介護と一口で言うが、どちらかが寝込んでしまえば地獄になってしまう。
そうならないためにも、強く生きなければならない・・これも・・大変だぞ