病理診断ができる医師が少なくなっている。
患部の細胞を採取して、調べる医師がどんどん減っている。
その上に、病理診断には経験が豊富でないとご診断もありうる。
「がん」かどうかを判断するのに誤判断は許されない。
病理学と言うのを知らない人もいる。
病理部と言うのを知らない人が、「料理部」と書いて送ってきたと
ある教授が嘆いていた。
そういうこともあって病理学を学び、患者の役に立とうとする、志の
高い医学生は少なくなっている。
そのような背景を受けて、病理診断をAIにディープランニングを
させて (人工知能に、深層学習をやらせて・・・) 病理診断に使える
のではないかと考えるのは、理の当然でもある。
過去の膨大な画像と診断結果をAIに学習させれば、人間よりも
正確で、しかもがんの早期発見につながるだろう。
その上、遠隔地からでも正確な診断が可能になるので、治療や
治療の選択に役立つと思われる。
各種の抗がん剤を使っても、あまり効果が得られなかった患者への
対応にAIを使って新たな医療方法を見つけられたということもあり、
AIのがん医療への導入は大きな期待がよせっれている。
なにより、AI利用にぴったりだと思うのが、病理診断だと思っている。
(おわり)