中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

がんと食事の関係(1)

 がんという病気になれば命にかかわる・・と言うことは
 誰でも知っている。
 なにしろ、死亡原因のうち、がんで亡くなる方が最も多いの
 だから。
 がんがどうしてできるのか・・・・は、今もってはっきりとは
 わかっていない。
 がん発症のメカニズムが、論理的には分かっていても、いつ、
 どのようにして「がん」が発症したのかが分かっていない。
 もし、それを突き止めることができたらノーベル賞ものでしょう。
 人間は工学的ではなく生物であり、化学工場的なものなので
 いつ、どこで、どんな化学変化を起こしているかが分からない。
   しかし、がんの多くは (少なくても、ここでは多くは・・という
 表現にしておく) 生活習慣と深い関係があることは間違いなさ
 そうだ。
 生活習慣の中で、最も深くかかわるものは、食事だろう。
 人間を生かすも殺すも食事なのだ。食べなければ死んでしまう。
 食べ過ぎても死んでしまう。
 生きていくうえで、必要な栄養素を摂取しなければ、化学工場が
 合成物質も作り出せないし、血液に栄養素を流せない、一つ
 一つの細胞が求めている(タンパク質合成のために必要な栄養素)
 ものを提供できない・・・という、ことになる。
  だから、食事と「がん」には大きなかかわりがあるということは、
 100%間違いないだろう。
  しかし、がん患者に「これを食べればがんが消える」というのは、
 たぶん・・100%間違いなのだ。
 がんを作ってしまう…ということと、食べて治すということとでは、
 全く意味が違うからなのだ。
 (続く)