初めて「カブ」に乗ったのは16歳だった。
カブと言ってもバイクのカブではないのです。
自転車にエンジンを取り付けて走らせる、あのカブです。
といっても、知らない人の方が大多数かも知れませんね。
1950年のことでした。
大阪中を自転車で回ることが多かったので、このカブの
おかげで楽になりました。
自転車と言ってもママチャリではなく、荷物を運ぶ自転車
にカブを取り付けます。
ハンドルにスロットルレバーを取り付けて、スピードの
調節をします。
始動は、自転車のペダルを踏み込んでエンジンの始動されるの
です。ブレーキは、自転車のものを使うので、エンジンを付けて
いることを除けば、大した技術も不用でした。
当初は免許も不要でしたから、誰でも乗れたのです。
2年間ほどで、バイクのカブに移行していったように記憶して
います。
ところで、私が初めて乗用車を運転したのは26歳(1960年)
のことだっと思うのですが、年齢は記憶が怪しい。
洲本にある大手の電気配線の会社で経理を担当していた時でした。
日野コンテッサという車名でしたね。たしかエンジンは1600奸
だったように思います。まだ未舗装の洲本ー志筑間を往復した
のが、乗用車初運転でした。
自転車に乗せる「カブ」を見たこともない方は、ぜひとも
自動車博物館などで、一度見ておいてほしいな。
日本の自動車の歴史は浅いのよね。