中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

歌は世につれ、世は歌につれ

 歌は世につれ、世は歌につれ・・・って言葉が通じる人がいますか?
 端唄、小唄、都々逸・・などというと、81歳の私でも、ほとんどわかり
 ません。少しは聞き覚えがある程度ですが、60歳以下の方々では
 聞き覚えもないかもしれませんね。
 昔は男性も師匠について習ったそうです。
 私の母は、端唄、小唄、そして本当の仕事は花柳流の踊りの師匠
 でした。毎年、長岡天神内にある大きな料亭を貸し切って披露宴を
 やっていたことが自慢のようでしたが、私は写真以外では知りません。
  先日、さんまさんの番組に出た若い女優さんが、「芝居の中で、いろ
 んな歌を唄わないといけないのですが、坂本九さんの、見上げて
 ごらん夜の星を・・・・・や、ひばりさんの、真っ赤に燃えた太陽だから・・
 なんていう歌詞がわからないんです。大きすぎるというか、どういう心境で
 唄ったらいいのか情景が出てこないのです」・・と話していた。
 さんまさんは、たちどころに…さんまさんらしく・・・話に乗って・・・
 ・・そうか・・そうか・・お前らの年齢の人には、そんな大きな歌はわから
 へんのか・・・そうやな・・・お前らの歌は・・つけまつげが・・どうしたこうした・・
 というような歌詞がおおいからな~~~。と。女優はそうなんですと。
 マングローブさんのスポーツや芸能関連の才能は高く買っているが、
 彼女??が先日言っていたが、歌詞を依頼されて書くことが多いのだ
 そうだが、プロデューサーと意見が合わなくて困っているという。
 「横浜 たそがれ ホテルの小部屋 くちづけ 残り香 たばこの煙・・・」
 というような歌詞が書きたいのだけど、プロデューサーが言うには、
 今の若い人には、そんな歌詞は理解できないのよといわれて困っていると。
  どうも、朝起きて歯を磨いて顔を拭いて外を見たら太陽が昇ってきた・・
 というような日常的な歌詞ばかりのようなきがする。
 わずか、81年生きているうちに、歌の世界が大きく変わろうとしている。
 唱歌ロシア民謡歌声喫茶、ジャズ、グループサウンズ、ポップス、
 歌謡曲、演歌、フォークソングあたりまでなら、私もわかるが・・・そのあとが
 わからなくなっている。
 だんだん声が出なくなってきているが、まだ歌えるうちにカラオケで歌いたい
 と願っている。一緒に歌ってくれる人がほしいな。妻はメニエル発症後、
 耳なりがあってカラオケはダメになったみたい。
 私は頭鳴りがあるが、克服して歌えるようになっている。