パナマ文書が世界を震撼させている。
リストに掲載されていたある国の首相は辞任に追い込まれた。
今後しばらくこの文書は、世界の話題になるだろう。
「パナマ文書」によって、世界の指導者や著名人が、税率が極めて
行っている関係が続々と明らかになっている。
しかし、本物かどうかわからない、「パナマ文書に載っている日本企業リスト」
がネット上で拡散している。
近いうちに、本物のパナマ文書の全文がワシントンDCにある国際調査報道
ジャーナリスト連合(ICIJ)から公開されるというが、それまでは、どこまでが
本当なのかがわからない。
私も「パナマ文書」に関連するやさしい記事を準備してあるが、全文公開まで
掲載を控えている。
タックスヘイブンを利用して税金逃れをしている高額所得者がいることは
すでに誰もが知っていることであり、そういう税金逃れの道が、これまで
なぜ許されてきたのかということに、一番の疑問がある。
法的には問題ないといわれるタックスヘイブンだが、法的とか合法的とか
いうものは、都合の良い連中(たとえば政治家、経営者、有名人)によって
仕組みが作られるものだ。
世の中は「仕組み」によって動かされているが、強い立場の者たちが、自分たちに
都合の良い仕組みを作っていることを、庶民は許してはならない。