中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

航空会社も整備記録改ざん

が、2013年1月、伊丹空港で、航空機の前脚にある左右の
タイヤ交換が必要にもかかわらず、誤って片方だけを交換し、
その後、ミスに気付いたが、両方のタイヤ交換は必要なかったと
記録を修正し、運航を続けたということで改善命令を出した。
 最近は「改ざん」問題がマスコミを賑わせているが、改竄が
あるということは、事故が起こりうるということでもある。
 杭打ちぐらい改竄しても分らないだろう・・・と思っていたら
マンションが傾いて改ざんがばれてしまった・・ということから
あれも、これも改ざんしていることが判明してきている。
 何度も書くが、何十年も前から柳田邦男氏が、その著書で、
人災が起こる原因を書いてこられた。人間とは、かくも頼りなく
失敗を起こしやすいものなのだ、ということを、その任にあるものが
自覚しない限り、事故は起こる。
 自覚の啓蒙を、それぞれの会社が取り組むかどうかだけが、
最後の砦みたいなものではないだろうか。
 多くの担当者は、まじめにやっている。だが、ごく一部の担当者
であっても「改ざん」をするような人がいれば、その会社の存続にも
影響する。会社のトップとは、そういうことをまず「自覚」することだ。