中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

奥歯の入れ歯情報を集める

 わたしの体の中で唯一の自慢だったのが歯だった。
 そのほかは、すべて良いところなし・・歯だけは何とか標準以上
 かなと思っていた。
 1992年に豪州に移住する前にも歯の健康には気を付けてはいたが、
 それでもかなりずさんだったことを、豪州の歯医者へ行って思い知ら
 された。
 日本でも3か月に1度の定期検診を受けて歯石をとってもらっていた
 のにである。
 豪州は、だれもが歯を大切にする習慣が子供のころからついている
 ようだ。あちらで歯石をとってもらうと、日本の場合とは違って、がりがり
 恐ろしいほど・・うがいをすると歯石がざらざらと言う感じで出てくる。
 約1時間もかけて、力を入れて・・がりがり・・。
 以前に書いたことと重複するので省くが、日本であれだけ用心して
 いたのに歯周病になっているといわれて、4週間(週に一度)手術的な
 治療を受けて口の中がさっぱりした。妻も全く同じ治療を受けた。
 10年前に帰国してからも、定期的に検査を受け、手入れもしてもらって
 いたのに、5年前に右奥歯を2本も抜く羽目になった。
 それからしばらくして、左奥歯もしばしば痛むからと訴えたのだが、
 痛みは放っておけば治ることもあるので様子を見ましょう歯科医がいう
 ので、そのままにしておいた。時折痛むが、2,3日すれば治ってしまう
 から、ままいいかと、私ものんきにしていた。
 この歯科医、よく言えば商売的でなかったともいえる。別の見方をすれば
 がん患者だと申告していたので、どうせ長く生きられない人を治療しても、
 と思ったかもしれない。それも「がん知識」がなかったからだと思う。
 嘘だと思うかもしれないが、がん知識のない医師は多いというか、多すぎる。
 今回、あまりに気になるので歯科医を変えてみたところ、X線写真に写って
 いたものは・・・左下奥歯が2本、根っこまでやられていて、その歯科医院では
 抜歯できないので口腔外科で抜いてもらってくださいと、神戸中央市民病院を
 紹介され昨日行ってきた。抜歯は7月2日と決まったが、抜歯した後のことを
 考えると気が重い。 左右下奥歯2本を失ってしまうと食べられない。
 さて、これからどうなるのかとおもう。残された命はそれほど長くはない
 だろうし、かといって奥歯がないとかむことができない。
 「入れ歯はQOLがぐんと下がりますよ・・と」歯科医師に言われている。
 最初の歯科医選びを誤ったのかもしれないが、これも結果論でしかない。