難民といっても我れ関せずと言う人も多い。難民と言っても時代に
が世界各地に散った。日本でも多くの難民を受け入れたが、日本を選んだ
難民よりも豪州を選んだ難民の方が格段に幸せになっている・・と言う話は
以前にも書いた。
現在の難民には二つの流れがある。
その一つはアジアにおいてである。今日現在、、こうして書いている今その時も、
ベンガル湾に約2000人を乗せた難民船が漂っている。テレビで映像を見た人も
いるかもしれないが、ヘリコプターから海に投じられる食料でやっと生きている
と言う姿は痛ましいものだった。
ミャンマー政府が非難されるいわれはないと反発している。
大多数のビルマ人以外に250ともいわれる人種がいるらしい。
逃れたという。世界には「無国籍」の人が多い。日本にも多くの無国籍人が
紛れ込んできているから問題は複雑だ。
もう一つは、アフリカを出てヨーロッパを目指している難民である。
今年に入ってから、毎日千人を超す難民が地中海を漂いながら
ヨーロッパのどこかの国にたどり着こうとしているようだ。
難民請負業者がいるようで、そういう業者は船に乗せて、潮流で
流れるままにしておく場合がほとんどだが、場合によっては、船を
爆破する荒業もあるようだ。今年になってからでも1800人が難民船の
転覆などで死んでいるという。
あまりにも多い難民に、イタリア政府はヨーロッパ各国に割り当て
を申し出て協議されている。ISIS問題もあって、今後はシリアなどからの
難民も増えるだろう。公海上に難民船がいる間は良いが、自国内に船が
入れば放置しておけないという問題がある。
もし、尖閣列島に難民が上陸してSOSを出せばどうなるのか。
主権国は救助をしなければならない義務があり、そこで日本と中国が
鉢合わせするかもしれない、という趣旨だった。
戦争なんて、そんなことからでも起こることは、世界の戦史に残っている。
もう一つの難民について書いておこう。