中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

食べ物の話(7)牛肉編・インド人は牛肉を食べるの?

 インドと言えば牛が路上をのたりのたりと歩いている風景が
 想像できる。
 ヒンドゥー教国のインドでは、牛はとても大切にされている。
 ヒンドゥー社会においては、牛は崇拝の対象となっていて、
 インドの神話にもたびたび牛が登場する。
 なにしろインドのヒンドゥー教信者は9億人近いといわれれている。
 そんな国で牛を食べるのだろうか?
 世界の牛の飼育数は、約10億頭だそうだ。
 そのうち、インドには約32%もの牛が飼育されているというから
 想像を絶する数でもある。
 因みにほかの国を見てみよう。
 ブラジル19% 中国10% アメリカ 9% EU 9% 豪州 3%
 牛肉の輸出量はどうだろう、枝肉換算で表しておく。
 アメリカ 1175万トン ブラジル 1848万トン 豪州 1593万トン
 なんと・・インドが1765トンである。
 では消費量はどうなっているのだろうか
 アメリカ 11、668万トン ブラジル 7885万トン EU(28か国) 7516万トン
 中国 7022万トン アルゼンチン 2664万トン ロシア 2386万トン
 わが日本は1232万トン  そして・・インドは2035万トンも消費していたのには
 驚いた。
 今後、中国、インドの消費量が急増すると思われるので、価格上昇は
 必然かと思われる。
 この記事の数字は、すべて「約」がつく数字であるので、ご了解いただきたい。
 世界の牛肉の流れをつかんでいただくために書いた。