中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

肺塞栓症(9) ERドラマのような光景を見て

 (前回からの続き) 
 新聞置き場から戻って、すぐにやったことは、血圧測定と脈拍、呼吸数
 などのチェックだった。そのことが、結果的にはドクターの病気発見の
 助けにもなったらしい。血圧の異常低が続き、脈拍の異常な多さなどから
 心臓疾患と肺疾患、特に血栓症を疑ったようだ。
 そこはやはり専門医のすごさだろうと思う。やぶ医者では結論までに
 時間がかかってしまうところを、僅かな時間で結論を導き出した。
 褒めすぎかもしれないが、とても気持ちの良いドクターである。さわやか
 なのだ。その名を書いておこう、小澤 徹先生である。この人と、総合内科
 の稲本真也先生との連携プレーだった。
 ドラマでER(緊急救命室)ものをみた方は緊急患者受け入れの大変さを
 知っているかも。
 私は外国のERドラマが大好きだが、特に好きだったのは「グレイズ・アナトミー
 だった。もちろんあれはドラマの世界でもあるが・・・・。
 神戸労災病院のER室で稲本ドクターのもとで、次から次と運び込まれる患者
 に対応し、繰り広げられるドラマのような光景をみて感動した。いやいや・・見た
 のではなく、聞いていたのだ。
 救急車からの受け入れ要請、受け入れるかどうかの判断。急患が到着してからの
 やり取りなど、私は天井を見ながら聴いていたのだったが、なぜか見ていたような
 錯覚がある。