テレビドラマ化した「沖縄密約」問題に関して、密約文書開示訴訟を起こしていた
西山元記者に対して、最高裁は不開示の決定判決を下した。
その理由は、その文章(もんじょ)が残っていないからだという。
国民は、政府のやっていることをすべて知る権利がある。
外交をやってよいはずはない。密約なしでは外交は成り立たないというほうが
国民を欺く詭弁だといえる。
密約があったことを認めてすでに開示されている。これこそ民主国家というものだ。
ところが、日本側には、その文章が残っていないという。
外務省が破棄したのかどうかも定かではない。
文書が残っていないから「非開示」決定を下した最高裁は責任逃れを行った
と言われても仕方がないだろう。
やはり、日本はまだまだ民主国家とはとても言えないということを証明したような
ものである。
し、何をやらかすかと心配でならない。
日本は民主国家だと信じ込んでいる方もいるだろうが、長い外国生活を経験して
日本は民主国家だとは思えなくなっている。今回の判決は、まさしくそれを裏付ける
もにだった。残念だな~。