中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

低学歴の劣等感が人を成長させる

  世の中には低学歴を気にして劣等感を持っている人が多い。
 高校しか出ていないとか大学に行けなかったとかで、いつまでも劣等感を
 抱えて生きている人が多いようだ。
 また、真逆に大学を卒業して、大卒というだけで優越感を持ちながら、
 なんの役に立たない人間が増えているのも事実である。
 
 学力と実力とはまったくと言ってよいほど関係ない。
 それにもかかわらず、やはり大学卒のほうが初任給が高いとか、出世しやすという 
 風潮は確かに存在している。
 それらの差別の中にあって、くじけてしまうか、それを乗り越えられるかで、その人の
 その後の人生が変わる。
 いつまでも劣等感を持ち続け、くじけてしまっているような人は今後も伸びることはない。
 
 学歴と学力は違うのだということを知ることが先決である。
 大学なんて、大したことを学んでいない。
 4年間かかって本を専門書を10冊も読んだかどうかの程度である。
 最近の大学では、卒業論文を免除しているところも少なくないし、卒論そのものが、
 教授の持論に沿って書けばパスする程度のものなのだから、大したことではない。
 もちろん、超一流の大学の場合は、確かに頭脳だけはよい。でも、頭脳がどんなに
 良くても役に立たない人が多いことも知っておこう。
 
 ある会合で「そんなことは学校で習わなかった」と発言した馬鹿者がいた。
 学校で習わなかったから知らない、と答えるような人は、学校というものの存在を
 間違えている。
 学校を教育の場と考えて、学校で学んだか学ばなかったかだけで、知っている、
 知らないと割り切っているような人は、私の話にもうなづけないだろうと思う。
 
 高校卒にしても、大学卒の人も、大学院を終えた人も、その時点からどれだけ
 質の高い本を、どれだけたくさん読んだかで勝負は決まる。
 本ならどれでもよいというものではない。ハウツー本などいくら読んでも
 たいした役には立たないからだ。
 
 読書は、読み手の実力によって理解できないこともある。その場合は理解できる
 本から順にランクを上げていけばよい。
 なによりも本を読むということは、好奇心の連続でなければならない。
 好奇心の少ない人は、幅広く本を読めないし、成長も期待できない。
 君もあなたも、これからでも本をできるだけたくさん読んで人間改造してほしい。
 あほな人間ばかりでは、いまの日本のように、本当の意味での人材が少なく
 なってしまうのを恐れている。
 「できる人間」が一人で増えてほしいと心から願っている。
 男なら、まず司馬遼太郎さんの本を片っ端から読破してほしし、女性なら宮本輝
 さんの本を全部読んでみるのもいいかもしれない。
 それらを読み終えたら新たな視野が広がっていてあなたの人生も変わるに
 違いないと思うからだ。
 しかし、司馬遼太郎の本は手ごわいぞ、漫画しか読んだことのない人には読破
 できないかもしれない。
 なにを言いたいか。好奇心を持て、大胆に幅広く好奇心を持って生きてほしいと
 言いたかったのだが、わかっていただけたかどうか。