中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

再び、新聞の一面記事について

 昨日、毎日新聞の一面記事を批判したら、「小沢さんの記事を見るより遼君の不調の
記事の方が良いのでは?」という方から投書があった。
 私は石川遼君の大フアンでもあり、彼のことが孫のように心配でならない。
でも・・しかし、大新聞の一面トップ記事で取り扱うことと違うのはないかと考えている。
 小沢さんのことなどはどうでもよい。彼はもう終わった人だから。50人が民主党から
出て言ったことも驚かない。またか・・と思う程度である。
 小沢さんのことを一面に取り上げた方がよいなどとは考えて今ないが、大新聞の
一面というのは、世界の、そして日本のことを大局的にとらえて報道するべき場所だと、
思っている。言い換えれば、大変貴重なスペースなのだと思う。
 ジャイアンツの原監督が不倫相手に1億円を払ったとか、タイガーウッズが不倫を
したとか言う記事を大新聞の一面に載せられるだろうか。
 そしてまた、ダルビッシュ投手の大活躍やイチロー選手の世紀的な記録はスポーツ面や
社会面ではなく、朝刊一面トップと3面で大きく取り上げられることはあまりない。
 そう考えると、編集長が、小沢グループの造反を翌日に控えて、何も書くことがなく
なったのかとさえ思ってしまう。
 今、世界が経済的に激動の時代に入っている。日本も例外ではなく、世界経済の荒波
の中で、あえいでいる。
 そして日本列島の下は活動期に入り、地下で大きな激動が起こっていて、いつ大地震
大噴火が起こるかもしれないと言われている。関東大地震、富士山の噴火、東南海地震
のいずれが起こっても、経済的に破滅的な打撃を受けることになる。
 3・11の大震災、大津波原発事故の被害者たちは、昨日の毎日新聞の一面トップ記事
を見て、何と思ったことだろうと、私は考え込んでしまう。自分たちが、これほど日常苦しんで
いるというのに、なんとのんびりしたことかと嘆くだろうと思う。
 大新聞のトップ記事には、今世界が、日本が求めている記事が掲載されるべきでは
ないかと思う。 何でもあり・・では済まされない、と思うのだがどうだろうか。