中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

毎日新聞の一面記事に驚く

 今日の毎日新聞の一面を見て驚いた。腰を抜かすぐらいにびっくりした。
大新聞なのに、書くことがなくなったのかと思った。
でかでかと、石川遼君の不調について、一面トップ記事と3面まで使って
書いている。
 今、日本はとんでもないほどの局面に来ている。小沢がどうしたのとか、
野田がどうのとか言う以上に、歴史的にも重大な局面にある時に、石川遼選手の
不調がどうのと一面トップで扱う編集長の気持ちがわからない。
 どうした毎日新聞!!と思わずにはいられない。はっきり言って、私なら編集長交代
を告げたい。
 現在の世界情勢、日本の置かれた現状を考えると、書くことはいっぱいあるはずなのだ。
それが書けないというのは、局面をどう読んでよいのか分からなくなっているからではないか。
 政局が底辺で大きく動き始めている。それが今後どう動くか読めないからゴルフの話で
逃げているのか。
 はっきり言って、野田さんは、ご自分で言う通りの「どじょう」なのだ。ドジョウは、泥の中で
生きている。野田さんも、泥の中でしたたかに生きている。自民党と妥協しても、やりたい
ことはやりきるという姿勢なのだ。それが正しいのか間違っているのかは別として、ドジョウ
としての生き方に徹している。
 小沢さんは、もうこれしか切り札がないから「選挙の時の約束」を守り札にしている。
自民党の谷垣総裁も再選が危ないだけに、なんとか自分の立場を強めようとあがいている。
 野田さんは、予算に必要な国債発行に、「公債法案」が、衆院優先規定がないだけに
ねじれ国会の中で民主党の言いなりにならざるを得ないという辛さがある。
 分かりやすく言うならば、公債法案を、衆参両院で成立させなければ予算も組めないと
いうことである。これまでの民主党首相はすべてこれで首をすげ替えさせられてきた。
野田さんも同じ轍を踏むのか、妥協してでも乗り切るのか見ものではある。
 民主党の解体だけではなく、大きく政局が動くことは火を見るより明らかだ。そんな時に
こそ、大新聞である毎日新聞は、大胆な提案なり、予測なりするだけの根性がなくなったと
言うことなのだろうかと思う。