中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「おまえも死ぬぞ」言葉の力

 昨日の毎日新聞夕刊の一面記事は「寺評語ナムい」だった。
お寺の前の掲示板に掲げられた「標語」が最近の話題らしい。
SNSで標語コンテストも行われているようだ。
 標語の中で有名になったのが「おまえも死ぬぞ 釈迦」だそうだ。
言葉の持つ意味を考えるより先に言葉の力を感じてしまう。
もし「あなたも死ぬでしょう」・・・だったら、あまりインパクトがない
のではないだろうか。
 昔の聖書は文語体だった。だから言葉に力を感じた。そのご、
口語体になってしまって言葉の力が失われてしまったと感じて
る。たとえば「門を叩けさらば開かれん」「求めよさらば与えられん」
「愛は寛容にして慈悲あり」とか・・などなど・・。
口語体にはどのように書いてあるのかしらん。 口語体になった
50年前か60年前か・・その頃から教会には行かなくなった。
 お寺だけではなく、教会の掲示板にも言葉が書かれている。
でも・・言葉に力が感じられない。 最近、司馬遼太郎さんの
本を読み返している。 言葉に力がある。