中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

遭難死は想定なのか

登山を楽しむ人が多い。この時期の山には、まだ雪ものこり、登山者に
とっては絶好の季節なのかもしれない。
しかし、今年もまた・・・という感じで遭難者が出ている。しかも、登山経験
豊かな人まで遭難死しているようだ。
そんなに経験がありながら、低体温で亡くなるの言うのは想定内なのか
想定外なのかと考え込んでしまう。
私は昔、あまりの苦しさに自ら命を断とうと考えたことがあった。
電車や車に飛び込むのも、勇気がいるし、周囲への迷惑も考えてしまう。
一番楽そうに死ねるのは、雪山だと考えていた。低体温になれば、最後は
眠るように死ねるだろうと思ったからだ。
 高齢者の遭難死のニュースを聞いていて、不遜ながらそんなことを思い出して
しまった。今の時期の登山に軽装で行くなどは自殺行為だろうと思ってしまう。
 自然と言うものを、一番よく知っているはずの登山家が、自然を甘く見ると
どうなるかを知っているはずだからだ。
 昔と違って、天気予報が正確になってきている。その予報も無視しての
強行登山は、結果が見えているではないか。想定内であるならば、何をか
いわんやだが、山で死んだら本望ですなどと、言わないでほしいものだ。