中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

後出しジャンケンは、官僚が馬鹿だから

 長距離バスの関越道での事故を受けて国交省は、これまでの
通達の見直し作業に入っているらしい。  見直されるのは「安全面」
からと「責任面」の両面である。
 しかし、内容をみると、今更・・・というものであって、さすが!・・という
ものは何もない。
 何事においても大きな事故や起こり、大問題に発展してから物事を
考えるようなのだ。
 事故だけではない、世の中には改善しなければならない法律や通達が
多いにもかかわらず「こと」がなければ改正されることもない。
 教育問題などは、根本的に改善されなければ、日本の未来はないと
私は考えているが、「ゆとり教育」などを考える文科省の役人たちには
日本の未来など見えていないらしい。
 どうしてお役人たちは「役に立たないのか」どうも役所と言うところは
役に立たない人を集めておくものではないかと、私は疑っている。
 子供のころから、勉強、勉強と励んできた。記憶力もずば抜けている
のだろう。偏差値が高く受験を軽々と超えて目標の大学を卒業し、目指す
官庁に入れたのに違いない。
 しかし、このようなキャリア族は、世間のことを知らない人が多い。世間の
上っ面ばかり見ていて深層や真相を知らないお坊ちゃんばかりではない
だろうか。
 原発関連にしても同じ。何より欠落しているのが「危険予知能力」である。
すべてのものに危険は付きまとう。それをどこまで予知できて、事前の
対策を練られているかで、命が救われ、国が救われる。
 官僚制度の見直しは言われて久しいが、まったく変化が起こらない。
徳川幕府末期よりひどい状態になってきたのは、政治家たちの怠慢でも
あるが、その政治家を選んだのは国民だ。寓話を読んでいるような感じ
だが、現実でもある。
 どうすれば変化が起こるのだろうか。国民がもっと賢くならなければ、日本と
言う国は滅びる。国民の一人ひとりが、もっと自覚をもち、責任感をもち、
自立心を持たなければ、少しも前には進まない。どうしたらそうなれるのか。
自分でそれを考えることもできなくなっているようでは、もうおしまいかもしれない。