中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

経済再生・原発再稼働・何が本当なのか

日本の経済は衰退を続けている。その経済再生のためには消費税の
引き上げなど増税が必要だと、野田総理は声を大にして叫んでいる。
大新聞の論調にも、その傾向がみられるようだ。
 しかし半面、増税はすべきではないという主張もある。日本の「円」が
実体経済の衰退に関らず「円高」を推移しており、多くの企業が円高
ために苦境に追い込まれているが、増税はそれに拍車をはける結果を
もたらすだろうという。
 円高など為替相場の見通しは経済の専門家でも難しいとされている。
それだけに、どうすれば円高を防げるのか容易には分からない。
だから、増税が日本を救うと主張する立場と、増税は日本を苦境に
追い込むとする論旨のどちらが本当なのか、正しいのか分からない。
 日本中の原発のすべてが間もなく運転中止となる。原発が止まっても
電力が不足しないと主張する学者たちも多い。原発が止まれば、日本の
企業が必要とする電力が不足して、経済がますます苦境に陥るという
専門家もいる。
 何を基準にして計算されているのか定かではない。ある一定の日の
一定の時間帯だけが不足するというのか、慢性的な不足を招くという
のか、もっと責任のある説明が求められる。
 一つだけはっきりしていることがある。
日本のような地震列島の上に原発を並べ立てて「絶対安全」はあり得ない。
絶対ということは言えないが安全だという説明をしているが、原発
関しては、万が一があってはいけないのではないだろうか。
 日本と言う国土が、「万一」によって滅ぶということが考えられる以上、
原発を簡単に容認できるものではない。しかし、人間は勝手なもので、
夏の暑い日に電力が不足してクーラーが止まってしまったら困るという人も
少なくない。いろんな意味で大きなジレンマをたくさん抱えているのが日本
と言う国だ。