中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

TPPはアメリカの陰謀か(5)

話しが横にそれそうなので、元に戻そう。
何年か前に「グローバルスタンダード」と言う言葉が横行した。
アメリカ発の「基準」に従うかどうかという問題だった。
この「グローバルスタンダード」という言葉は和製英語であって
外国では通用しないが、日本にはこんな和製英語が多い。
 いずれにしてもアメリカ発の基準をどう受け止めるべきかと
いう問題である。
 多くの人たちは「これは世界の潮流であり、乗り遅れては
いけない」と言うものだった。
 当時、私はJAニュース紙などにこの問題を何度も取り上げたので
私のHPのどこかに掲載されているはずである。
 当時から私が言い続けてきたことがある。
アメリカ政府の日本に対する要求は、在日本アメリカ大使館の
ホームページにきちんと書かれていると。そして、約5年~10年
の後に日本政府はそれを受け入れていると。
だから、日本が今後どうなるかを知りたければ、アメリカ大使館
のホームページから目を離すなと言い続けてきた。
郵政民営化の時もそうだった。時代の大きな流れを変える
ことはすべてアメリカ大使館のHPの中にあると言ってよい。
 日本はアメリカの属国なのかと思うほどに従属している
のが実態である。それが良いか悪いかと言ってるのではなく、
事実を書いている。
 「ジャパン アズ ナンバーワン」という本がバブル期に売り出
されたことがあった。今ではジャパン ワズ ナンワーワンだと
笑われている。
 バブルで日本が調子に乗っていたころ、アメリカは今後どのようにして
日本を叩けがよいのかに知恵を絞ってきた。その知恵の結晶が
アメリカ大使館のHPに掲載されると言う流れを生んできたものだ。
 こう言うことも、世界通なら知っている常識だが、「井戸の中の蛙」
 族には一向に理解できないことなのだろう。
 陰謀か、謀略かなどと言っている場合ではない。頭を冷やして
現実を見つめるしか仕方がないのだ。