中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

私流生き方(81)

このところの暑さで、少し参っていてPCの前に座る気がしない。
しばらくは、ぼちぼち書くことにしよう。
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 最後に、入江若葉さんのことを書かねばならない。彼女は、女優という
気取ったところはなく、やはり元華族の家柄だけにおしとやかででしゃば
らない人だった。それだけに、プロの彼女を立てるべく気を使っていたが
、ある時、「母がね、〔入江たかこさんのこと〕中原さんは随分あなたに気を
使ってくれているわよ、あなたはそれが分かっている?」と言われちゃった
と言い、私にご免ね、と言った。入江さんご夫妻とは六甲にある山荘を借
りて一緒にキャンプを楽しんだ思い出もある。ご主人は東京でとんかつ店
を展開しておられる実業家で、今では入江さんはとんかつ店を切り盛りし
ているおかみさんのようだ。 彼女の事務所(ヤナセプロ)は片岡仁左衛
門を(TV出演時の)有するプロダクションでもあるが、今年(2011年)の4
17日(日)、とても久しぶりの再会があった。
 二人とも、私がテレビのワイドショーの司会をしていた時の関係者である。
 一人は、司会を一緒にしていた女優の入江若葉さんが所属していたプロダ
クションの社長である亜湖さん、もう一人はテレビ局のディレクターだった小
松氏。亜湖さんとは、20年ほど前に家内と共に京都であっているし、12年前
に私がオーストラリアから一時帰国して両陛下に皇居内の御所に招かれた際
に東京で会っている。小松氏の方は、ワイドショー以来会っていないのかと
思っていたら、私が作った高校に訪ねて来て下さったことがあると言うので24
年ぶりの再会だった。12年ぶり(家内は20年ぶり)と24年ぶり(家内は初対面)
という組み合わせで中華料理を食べながら延々としゃべり続け、場所をスナッ
クに移してからも延々と話し続けた。
この二人は仕事の関係もあり、映画・演劇にことのほか詳しい。驚くほどの
記憶力で、映画のタイトル、キャスト、シーンやエンディング場面などを話し
合う。我々二人は、あっけにとられて聴き惚れているだけと言う感じ。
しかし、長時間聴いていても飽きないばかりか、我々の知っている
映画の話などになれば一緒に楽しめた。二人は洋画・邦画のどちら
にも詳しく、あきれるばかりである。読書なら我々二人とも、人に負
けないだけの数を読んでいるが、映画なればとても足元にも及ばない。 特に、固有名詞をどんどん忘れる傾向にあるわが脳みそでは、こちら
から話しを仕掛けられないので、受け身一方である。
 めったに会うこともないが、何十年もこうして交友が続いていること
 が嬉しい。
 亜湖さんの方は、金毘羅歌舞伎での仕事を終えての帰路だったので、
金毘羅のお土産を頂
 き、今朝はそれを美味しく頂いた。お二人とも、映画監督や俳優たち
 との交友がある二人だけに沢山のリアルで面白いエピソードを聞くこ
 とが出来た。私が司会していたころのゲストだった歌手や、俳優、監督
 などの話題にも及んだ。
 亜湖さんは、児玉清氏を今のように有名になるきっかけを彼女が作っ
 たエピソードも面白かったが、その日から僅かで児玉清さんが亡く
 なったのは寂しい。
 また会おうね・・・と約束して別れたが、今度はいつ会えるのだろうか。