次のニュースを紹介しておきたい。
まさに、国が行った八百長問題だ。
大相撲の八百長問題など、これらに較べたら大したことではない。
国家を破滅させるかもしれない原発が、これほど軽々しく、国家によって
国民への騙しが行われてよいものだろうか。
これでもなお、原発は安全で必要悪だという人の気持ちが分からない。
おそらく、原発始まって以来、ずっとこの手法を使ってきたに違いない。
国民は、国家によって騙され続けていたのである。
中部電力は29日、浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)のプルサーマル計画をめぐる07年8月の国主催シンポジウムで、経済産業省原子力安全・保安院が同社に対し、シンポジウム参加者を集め、参加者がプルサーマル反対派のみにならないよう質問を作成し、地元の参加者に質問してもらうよう口頭依頼があったと発表した。九州電力の「やらせメール」問題を受けた調査で判明した。電力会社側だけでなく、保安院も賛成派などの動員依頼で「意見操作」に加担していた可能性が明らかになった。
同社によると、中部電本店原子力部グループ長は、保安院からの依頼を受け、シンポジウムの地元参加者が発言する内容の文案を作成。しかし、関係部署で検討した結果、特定意見を表明するよう依頼することは、コンプライアンス上問題があるとして、依頼には応じられないと決定、保安院に報告したという。
一方、中部電側は保安院からの依頼に加え、シンポジウム会場に空席が目立つのは適切ではないなどとして、社員や関連会社などに参加を呼び掛けた。参加の強制はしていないとしている。
シンポジウムは定員約600人。中部電の要請による出席者数は不明だが、「発言者には関係者はいなかったことを確認した」としている。また、事前に作成した質問文案などが使用されていないことも確認したとしている。