中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

放射能汚染水の行方は?

東電は、汚染水の移送を中断した。送り先が満杯になったからである。
トイレのないマンションで、使用済み燃料と言う、今後数百年間~百万年間
も管理に手間がかかる厄介な代物を抱えているが、想定外の事故によって
汚染水がどんどん増える。水を入れないと事故が悪化するから入れなきゃ
仕方がない。いたちごっこを繰り返してきたが、いよいよ持って行きようが
なくなった。
今後どうするか。
フランスから急きょ取り寄せた「汚染水浄化装置』なるものを建設中だが
運転が始まるのは、当初の予定より遅れて6月下旬になるのではないか。
それまでは、タービン建屋地下などで保管する方針だと言うが、注水量の
加減が難しくなる。
 何よりも心配なのが、フランス製汚染水浄化装置だ。これが売り込み文句
のように効果的に浄化できるのかどうか、東電の連中も100%信じて
いないのではないかと思われる。
 水の浄化と言う点ではフランスに次いで日本の企業も強いものを持っている。
しかし、放射線汚染水では経験がないのかもしれない。そんなことを、これまで
考えたこともなかったのではないかとおもう。
 これからは、平時のことだけではなく、絶えず異常時のことを想定した研究
が必要だろう、そのために政府は、惜しみない研究費を出すべきである。
原子力関連予算も、わけのわからないところに出さないで、事故想定研究に
出してほしいものだ。予算と言うものは、一度取得できれば、何年も継続して
もらえるのに、どんなにすばらしい研究でも、新たに予算がつくことはほとんどない。
こんな愚かな習慣をぜひ改めてほしいものいだ。