中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

世界に向けて真実を明らかに

 今日(5月24日)東電は、2、3号機について詳しく解析した結果、
2,3号機ともメルトダウンしていたと発表した。
この発表を聞いても、だれも驚かない。マスコミだって大きく取り上げ
ないのではないか。なぜならば、だれもがすでにそう思っていたからである。
 我々が思っていたのは「勘」であって学術的な解析ではない。だから、
解析に時間がかかったから、発表が今日になったのだと、東電は言うの
だろうか。東電が1号機のメルトダウンを認めたのは5月12日だった。
 
 アメリカのアイダホ国立研究所が開発した原発の過酷事故の解析ソフトを
使ってクリス・アリソン博士は、すでに3月下旬に1号機のメルトダウン
IAEAに報告していたと言う。 どうして東電の発表は遅れるのか。
 
 今度のサミット参加に向けての原発事故の報告書で、どこまで真実が
書けるのかも注目しなければならない。
日本国民だけでなく、世界中が原発事故の真実を求めているからである。
世界に例を見ない大規模な原発事故だけに、これからの原発の安全のた
めにも100%の真実を世界に向けて公表してほしい。
 日本の核管理能力が疑われている現在、何もかも明らかにすることで、
将来への道が開ける。