中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

巨大地震帯の上に並ぶ54基の原発

 地震の発生は「プレートテクトニクス」理論によって説明されるように
なったのは1960年代後半だった。この仮説が発表された当時は
誰も直ぐには信じなかったが、多くの科学者が追認して今では常識化
している。しかし、日本のように多くのプレートが重なり合い、複雑な力
関係のあるところは珍しい。
 どのプレートに、どのプレートが沈み込んでいるかについては、まだ
議論の余地がありそうで、断定的ではないようだ。それだけ複雑だという
ことでもある。
 しかし、地球上で最も若い土地である日本は、地殻の変動が大きく
世界的に見ても地震多発国である。 世界中の地震発生の地図は下記の
サイトを見てほしい。
ほぼリアルタイムで表示される地震地図
そのような地震多発国に原発が54基も乗せられているのだから怖ろしい。
原発地図と地震地図を合わせたものが次のサイトである。
地震地図と原発地図を合わせたもの
 このような事実を知っても、日本に原発が必要と思える人は、何が一番
大切なものだと考えている人たちなのだろうか。
 これまでは「安全神話」に騙されてきたが、これからは「危険だが安全」
と言うような詭弁に騙されないようにしたいものだ。
 
 アメリカでは、地震の多発地帯の西海岸にはほとんど原発はなく
安全な東海岸に多く建設されている。
ヨーロッパはほとんど地震が起こらない地域である。
日本のように、地震多発地帯の真上に原発建設をしている国は、他には
見当たらない・・・という事実にも、しっかり目を向けてほしい。
 近年、インドネシア、ニュージランド、日本などの環太平洋において
地震が多発していることにも注目してほしい。