サラリーマンに限らず労働者が集まる酒の席では、上司のうわさ話や
悪口が酒の肴になるものだ。
それはそれで、多いなるストレス解消策として否定はしない。
しかし、私は若者たちに言い聞かせていることがある。
もし、君が成長したいのなら、上司の悪口を言うのをやめなさいと。
悪口を言った時点で、自分の成長が止まっているからである。
ストレス解消にはなっても、自分自身の成長を止めては何にもならない。
上司と言うと、課長と科部長と言うことになるが、彼らだって中間管理職に
他ならない。それなりに悩みがあると思うのだ。
私がいつも若者たちに言うのは、トップが何を考えているかを考えろ・・という
ことである。
自分が属している職場のトップが何を考えているかを考えることで、君が成長する。
さて、トップが何を考えているかを考えてみても分からないと言うことがある。
その分からないことに気がつくことが大切なのだ。
どんな組織でも資金が必要だ。トップはいつも資金のことを忘れられない。
トップが何を考えているかを知る中で、資金繰りについて君はどこまで理解
できるかが問われる。もし、それさえ全く分からないとすれば、トップを批判する
資格はないことになる。
だから、トップが何を考えているか、自分がトップだっらた胴sるかを考えると言うことは、
平社員なら普段は考えないことを考える機会となる。そのために勉強し、研究し、
深く考えるきっかけともなる。だからこそ君は成長するのだ。
どんな組織に在っても、トップが何を考えているのか、何をしようとしているのか、
問題があるとすれば何なのかを考えることで、いつの日か君がトップになることが
できる。
仕事が終わり、酒を食らいながら上司の悪口を言っているようでは、大した将来性はない。
酒を楽しむまではいいが、酒に頼るようでは成長性がない。毎日寝る前には、その日の
自分と向き合うことが大事なのに、酒に酔っていては、自分と向き合うこともできない。
そう言うことでは、明日も明後日も同じことの繰り返しになる。今日よりも明日が成長
しているようにするためには、所属するトップが考えていることに近づくことだと思う。