中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

積極的に自分と家族を守るとは

何度も書いてきたので、読むほうも辟易するだろうと思いながら書く。
 
原発事故による、今後の処理には、チェルノブイリの例を取って書いてきた。
チェルノブイリの場合は、すでに25年間経っているが未だ問題完全解決ではなく、
今後も50年ぐらいかかる予定だ。
 
福島第1原発の場合はチェルノブイリほどひどくはないと言っても、かなりの
危険が内蔵している。
今後何が起こっても不思議ではない状態でもある。
だから、放射能の危険が完全に去るのは、かなりの年月が必要だ。
放射能の危険が去るまでに、あと10年以上はかかるだろうし、完全処理までは
30年~40年以上もかかるだろう。
 
政治判断と言うのは、いつも後手に回るものなのだ。
どんな企業であれ、行政であれ、いつもトップの立場になって考えれば、推測が
できる。東電も「企業の論理」で原発廃炉にしたくなかったので対応が遅れた。
けしからん! 国民の安全をなんと思っているのか!と思う。
しかし、結果はご存じのとおりだ。
政府だって、50キロ圏内の人に避難指定を行うと、避難先の確保が難しくなる。
だから、思いきった措置がとれない。
分かっていても、できることと、できないことがある。
本物の政治家なら、そこまで踏み込んで対策を取るのだが、今の日本には
そんな政治家はいないだろう。
 
安保騒動で、国会議事堂がデモ隊に取り囲まれた時、当時の岸首相は自衛隊
出動を考えたが、長官がそれに反対したことはよく知られている。
政治家は、国民を守るのが先決であるはずだが、実際には自分の身を守ることに
必死で、国民のことは後回しになる。
今の政府は、貧乏くじを引いてしまった感があるが、まあ、よくやっている方ではないか。
政治家の党派を超えた団結が欲しい。
思い切った施策が欲しい。