中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大丈夫と言ってほしいけど、大丈夫じゃない

大震災も間もなく3週間目を迎えることになる。
その間、被災地では着々と復興に向けて立ちあがっている。
復興こそが、何よりの励みになり、生きる力になることを、戦争の
痛手を経験した人たちや、阪神淡路などの大震災を経験した人たちは
知っている。
TVで観ていても、後片付けが日々に進み、少しずつだが明るい前途が
開けているように見えて、嬉しくなってくる。
 
そのような、復興の妨げとなっているのが福島第1原発の事故である。
東電も、政府筋もおそらく本当のことは言えないのかも知れないが、
私が危惧したとおり、日を追って深刻さが増しており、収束とは程遠い。
大丈夫です・・と言ってほしいけれど・・決して大丈夫な状態ではない。
 
私は、かねてより、「原子力学問など専門的なことは、分からない、しかし
他のほとんどのことは、人はその気になって頑張れば何でもできるはずだ。」
と、広言してきた。様々な過酷な環境の中で、いろんな経験をしながら生きてきた
自信が私にはあって、そんな広言を言っていたものだ。もちろんこのような
広言は、誰かを励ます時に使っていたもので、日常的に使ったのではない。
 
その比喩として使っていた「原子力」なのだが、素人の私でも、その程度なら
気が付くし、やるだろうと思えることばかりで、抜本的な解決策を未だに見いだせ
ないでいる。専門家とは言えない、情けないほどの醜態をさらけ出しているのが
東電である。
エリートとは何か、専門家とは何か、次にはそのことも考えてみたい。