中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

早めの移住を勧めたが、正解だった。

わたしは、大震災が起こり、原発事故が明らかになった早い時点で、幼い子供を持つ家庭に
早期の避難、疎開、移住を呼び掛けた。
住み慣れた土地を離れて移住など思いもよらぬことと受け止めた方もおられよう。
しかし、原発事故が、日うを追うごとに仁こくな様相を示してきているし、東電の副社長は、
「何カ月、何年間で終息すると言えない現状」だとコメントした今日、いち早く疎開、移住を
決断すべきだと思う。
 
移住や疎開を阻害する要因は何なのだろうか。
家に残された財産類を気にしておられる方もあろうし、被災地を離れると、被災者への
救済などが受けられなくなるのではと危惧する方もあろう。
政府は、いち早く今後の救済策を提示して、安心して非難、疎開、移住が出来るように
してほしいものである。
 
子供のころから住み慣れた土地と言うものがあるようでなかった私には、土地にすがりつく
気持ちが理解しにくいのだが、人間はどこに行っても生きていけると言うことも実証してきた
強みも持っている。
いち早く、次のステップに向けたスタートを切るべきで、被災地にしがみついていると
再スタートが遅れる懸念も出てくる。
もちろん、自分の土地を持ち、先祖代々から受け継がれたものを持っている方たちには、
その土地を離れることは難しいだろうと思う。
 
しかし、幼児や小学生などを持つ親は、一刻も早く原発から離れることである。
我が国にとって貴重な人的財産を守るためにも、子供たちを放射線から守らなければ
ならない。
1000万倍という発表が、6~10万倍へと変更になったとはいえ、異常な数字が出始めている。
今後急速に改善されることなどあり得ない深刻な状態にあることを考え、一刻も早く原発の存在
する場所から遠く離れることをお勧めする。
私の動物的な感覚は、これまで高い確率で当たっている。
感覚だけでものを言ってはならないが、学者よりも確率が高いのはないかと、思っている。
騒ぎを起こすつもりはない。だから、かき回すつもりもない。
冷静に考えて、なるべく早く、遠く、避難、移住を考えることをお勧めしたいのだ。
人生、どこからでもやり直せる。どこに行ってもやり直せる。それを信じて行動してほしい。