中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大地震の予兆と予測を考える。

2011年3月11日に発生した 「東北地方太平洋沖地震」 を、予測し警告や
注意報を出すことが出来なかったのか考えたいと思う。
 
地震の予知はなかなか難しいと言われている。
東北地震は、30年間に起こる確率99%だと言われていたが、これでは予測とはいえず、
いつ何時起こるかわからないものに、住民はそれほど深刻な対応が出来ない。
せめて、今月中に注意すべき程度の地震が発生するぐらいの予報が欲しいものだ。
 
さて、今回の大地震は突然に起こったものだろうかを検証したい。
なぜならば、素人考えながら、注意報ぐらいは出出たのではないかと考えるからだ。
地震が発生した深夜に、最近の地震発生状況を検索してみたところ、今回の地震発生場所
近辺において、3日前から45回もの地震が発生し、その内なんと震度5以上は23回も発生
していた。
地震関係者などは、この程度のことはよくあることだと考えるかもしれないが、大地震発生
3日前からの集中的な発生は、やはり異常だと思える。
 
せめて、「この数日の間に特定の場所に地震が多発しているから、何らかの異変が起こる
可能性は否定できないので、東北地方の人は注意して下さい」 程度のことは言えたのではないか
と思うのだ。
地震発生後は、3日間で震度5以上が200回以上を数えている。
 
余震に注意とよく言われるが、前触れ地震に注意と言うことがあっても良いのではないだろうか。
注意を受けたからと言って、どこまで対応できたかわからない。しかし、東北地方で、津波への
策や教育が行われてきたことが今回の場合に役立っていたことは明白だ。
地震津波が、想定外の大きさだった故に、訓練の半分しか役立たなかったとしても、
それらが役立って助かった命が多いと聞く。
今後は、全国的に地震発生情報を日常的に出すと共に、注意を促すようにしていただきたい。
災害は忘れたころにやってくるからだ。