大相撲問題について

日本の国技と言われ親しまれてきた大相撲は、野球とばく問題に揺れ、

その揺れ戻し現象で八百長相撲まで発覚して未曾有のピンチとなった。

私は、豪州滞在時に大相撲を見たい一心で、屋根の上に直径３・５メートルもある

巨大パラポラアンテナを立て、ＮＨＫに高い海外受診料金を払っていた。

どれほど高くついたかと言えば、初期費用が５０万円ほどかかったのだ。

それほどにも大相撲の大フアンだった。

当時は貴乃花全盛期でもあり面白かった。巨大な曙などの巨大力士もいたが、

まだ楽しめたものだ。

いつも間にか、上位にモンゴル勢が多くを占め、大関、横綱では魁皇ただ一人と

言うさびしさである。

それだけで、大相撲への興味は半分薄れてしまった。

朝青龍の品のない立ち振る舞いに横綱の権威さえ見られなくなり、興味が薄れた。

そして野球とばく事件だった。

でも・・以前のようにではないが、ＮＨＫの中継の半分ぐらいは観ていた。

今度の八百長発覚で・・やはり本当だったのか・・・そうだと思っていたけど・・やはり・・

などと思う人が多かろう。

理事長は「いこれまでにはなかった、今回が初めてだ」と断言すればするほど、嘘らしく

聞こえてしまう。

そんなことはないはずだ。初代若乃花が理事長時代に「みんなよく聞け、星を金で買えるなら

誰も練習しなくなる。無気力相撲はするな！」と言う旨のことを叫んでいたではないか。

以前から一部にそういう機運があったのは確かなことなのだ。

しかし、改善されないまま、この時を迎えた。

と言うことは、少々のことでは改善できまい。

いっそ、国技と言うのをやめて、プロレスのようにショーだと割り切るか、国技と言うのなら

断固とした調査と納得のいく説明の上に立って再開していただきたいものだ。