中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

面白い映画を観ました・・・が(2)

映画感想の続きです。

私が作った高校では、入学生の保護者全員に生徒の出産時のことを
書いてもらいました。こんなことができたのも私立だからこそであり、
事情があって高校進学が難しい生徒たちであったので親たちも協力して
下さったのでしょう。
その結果分かったことは、毎年約200名が入学して来ますがその約30%以上の生徒が、
出産時に、かんし分娩、へその緒が頸に巻きついて仮死状態、帝王切開、破水後時間がかかった、
未熟児出産だったなど正常出産でなかったことでした。

比較する数字がありませんので、これが何を表わすのか私には断定できませんが、
30%以上の生徒の出産時のこのような数字は、一般的より多いのではないかと
考えています。
こういう体験があるからこそ、吉村先生の「自然分娩奨励運動」には大いに賛同を
おぼえました。

この映画のチラシの表紙を飾っているのは「末期がん」を走ることで克服した方の写真です。
そしてこの映画を観た多くの方が涙を流すのも、この方がホノルルマラソンを完走する
シーンなのでしょう。
ところが・・・
私がこの映画を評価できないのは、この方の登場なのですから皮肉なことと言わなければ
なりません。