思わぬ敗戦で敗者復活に廻った舟久保選手。
3位決定戦はブラジルの選手だった。ブラジルの選手は野性味満々で襲いかかる雰囲気だった。
舟久保選手は可愛い顔をしていて穏やかな感じ。
どうなる事かと思っていたが、内容は全く反対だった。
ブラジルの選手がタジタジとしてもう戦いたくないかのような感じ。なぜならば、舟久保選手はこれでもかという感じで次々と寝技に持ち込んで相手を苦しめる。
寝技得意とは言うものの、徹底して寝技に持ち込むのだから相手もたまったものじゃばい。
どうしてこの人からこのような力が湧いてくるかと驚いてしまう。寝技は力がいる。腕の力も足の力も人並み以上でなければ寝技では勝てないのだ。
彼女は卓越した力の持ち主であり、寝技と言う理論にかなった攻め方をする。すごい人だ。
彼女に銅メダルではなく、金メダルを上げたかった。