中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

タンパク質を考える(21)コメ食とパン食

 平均寿命は長くなってきているが、ベッドに寝たきりの人が

多くなってきて、健康寿命という点では日本は誇るほどでもありません。

 体力はというと、野球の場合にも完投投手が少なくなってきていて

体力が向上しているとは言えない。

 先日の「沢村賞」選考委員会で、そのことが問題になった。その点で

横浜のバウワー投手を日本の選手は見習うべきだろ言う発言が多かったという。

中四日で完投できる能力を持つピッチャーはほとんどいない日本プロ野球です。

 メジャーは中四日と決まっていますが、日本は中6日前後でしょう。

1960年の東京五輪辺りから、どのスポーツ選手にも体力の衰えが目立って

という統計があります。

 スポーツ選手はスペシャリストですが、超一流のスポーツ選手は怪我や

コンデイション不良で悩まされることがない。

 一流と超一流の差は、コンデイショニングに対する意識の違いだととも

言われています。

 私たち一般人もコンデイショニングの意識を高めることによって快適な

日々を送れるのかもしれません。

 まず、その為に食べることから考えていきます。ちょっと古い話ですが、

2003年6月に厚生省が「妊婦はキンメダイを週に2回以下にするように」

と通達を出したことがありました。当時のキンメダイには水銀が多く含まれて

いたからです。

 食材はなるべく偏らないで摂取していると、こういう問題があっても避ける

ことが出来ます。 食材を偏らないように配慮することがまず基本でしょう。

 これまで書いてきたたんぱく質の働きや細胞の働きを常に頭に入れておいて

食べるものに気を付けるだけで、大きな差が生まれるでしょう。

 大きな社会実験ともいえる「簡易食べ物」を店で買って済ませているようでは、

いまから20年後の平均寿命は短くなっているでしょう。若い人たちに聞く簡単な

昼食を聞くたびにぞっとします。毎日、それで済ませているのって聞くと、みんな

だよって返事が来る。スリムなスタイルもいいけれど、それじゃ細胞がかわいそう

と思ってしまう。

 昔、(明治時代)米ばかり食わしていた兵隊たちが脚気になって命を失い、

海軍は、パンに切り替えて脚気を防いだという話があります。 どうもこの話は

よく知られていて(学校で教えられたのかも)それがきっかけでコメ食を取らずに

パン食に変えた人が多くなっている。

 馬鹿の一つ覚えで、他のことには配慮せず、そのことだけを覚えていても

役立たないのだが、それが風潮というものだろうか。