昨日、台湾で行われた18歳未満の野球世界一を競うWBC(WBSC)では、
日本チームが決勝戦で強豪の台湾に競り勝って優勝を果たしまし。
同じ9月10日に名古屋において「もう一つのWBC」が行われていたのです。
私は、サンデースポーツで知ったのですが、身体障碍者の野球チームの世界大会
でした。
プエルトリコ、韓国、台湾、アメリカ、日本のチームの総当たり戦で、昨日が
決勝戦の日だったのです。
映像に移る華麗な守備に驚いてしまいました。左腕がないために右手にグラブ
をはめ、フライもゴロも見事なプレーでキャッチし、キャッチした瞬間にグラブを
外して右手でボールを掴み送球する。その早業の素晴らしいこと。グラブを外し
ながらどうして右手で素早くキャッチできるのか。練習の賜物としか言えない
ものでした。
障碍者野球は、独特の決まりがあり、「競技規則を障害者に合わせる」「盗塁禁止」
「金属バット禁止」「専用グラブ」などの工夫が見られます。
北海道から九州まで38チームが加入していますが兵庫県からは3チームが加入しています。
この組織をリードしてきたのは神戸だったのか、神戸のチームが優勝し、MVP
も神戸のチームから多く出ていたようです。
最近は岡山のチームが強くなっていることも戦歴からうかがえます。
このような試合が日本で活発だったとは知らなかった。今度地元で試合があるならば
是非とも駆けつけて応援したいものです。