血液検査のPSA値(普通の血液検査ではPSAチームメイトが分かりませんから、血液検査データの際に、PSAも調べて下さいと告げて下さい)を見れば、前立腺がんの疑いがあるか、ないかが判断出来ます。
問題はこの後です。
厚労省がPSA検査を強く推奨しないのは、このあとの問題があるからではないでしょうか。
検査値で、疑いがある場合には(生検)をおこなうことになります。日帰りの場合もあれば、病院によっては一泊の場合もあるでしょう。
とても悪いつらい検査です。
事前にそれを知らなかったわたしは、運転して生検に行き、帰りはお尻を持ち上げた状態で運転して帰宅したものです。
生検で採集した細胞を病理医が病理組織を検査して、答えを出します。
この病理検査をする病理医は、なり手が少なく人材不足気味です。
そしてまた、前立腺がんの病理組織の判定は、他の臓器の細胞診よりも難しく、病理医経験を数年経ないと自身を持って判断できないとされ、多くの病理医が「若いときは何度も誤診しましたね」と反省されているほどです。
最近は、生検の際に12本の針を、前立腺の外回りに打って細胞を採取します。
前立腺の真ん中を尿道が通っています。がんは周囲付近に発生しやすく、前立腺の外回りに沿って細胞採集をします。
私の場合、12本のうち11本からがん細胞が見つかりました。
問題は、この時点です。
本来は行儀正しく並んでいる細胞が、がんに侵され崩れて変形しているのですが、それを数値で表します。
今日はここまでにします。