中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

前立腺がんについての私見(2)

血液検査のPSA値(普通の血液検査ではPSAチームメイトが分かりませんから、血液検査データの際に、PSAも調べて下さいと告げて下さい)を見れば、前立腺がんの疑いがあるか、ないかが判断出来ます。

問題はこの後です。

厚労省がPSA検査を強く推奨しないのは、このあとの問題があるからではないでしょうか。

検査値で、疑いがある場合には(生検)をおこなうことになります。日帰りの場合もあれば、病院によっては一泊の場合もあるでしょう。

とても悪いつらい検査です。

事前にそれを知らなかったわたしは、運転して生検に行き、帰りはお尻を持ち上げた状態で運転して帰宅したものです。

生検で採集した細胞を病理医が病理組織を検査して、答えを出します。

この病理検査をする病理医は、なり手が少なく人材不足気味です。

そしてまた、前立腺がんの病理組織の判定は、他の臓器の細胞診よりも難しく、病理医経験を数年経ないと自身を持って判断できないとされ、多くの病理医が「若いときは何度も誤診しましたね」と反省されているほどです。

最近は、生検の際に12本の針を、前立腺の外回りに打って細胞を採取します。

前立腺の真ん中を尿道が通っています。がんは周囲付近に発生しやすく、前立腺の外回りに沿って細胞採集をします。

私の場合、12本のうち11本からがん細胞が見つかりました。

問題は、この時点です。

本来は行儀正しく並んでいる細胞が、がんに侵され崩れて変形しているのですが、それを数値で表します。

今日はここまでにします。