打つ手があった。アメリカには世界にその名を知られた知られた
CDC(疾病対策予防センター)という巨大組織がある。
感染症対策については専門機関だ。それなのに、感染拡大に
歯止めができずに、感染者数世界一、死亡者数も世界一という
みじめな結果になっている。 しかも最近では毎日2100人もの
死者出ているうえに、あと10日もすれば毎日4000人もの死者が
出るのではないかと予測されている。 アメリカはそれほど人口が
多い国はない。3億3千万もいない。中国の14億人、インドの13億人
とは違うのだ。しかも先進国であるうえに、トランプ流に言えば
アメリカファーストと叫ぶ国でもある。しかし新型コロナウイルス
との戦いには見事に敗けてしまった。その理由はいろいろ唱えられて
いるが、私には摩訶不思議としか見えないのだ。 いいかえれば、
それだけ新型コロナウイルスが摩訶不思議な性質を持った、とんでもない
厄介な奴だと言えるのだろう。 それだけに、ワクチンができたと
いっても、それが本当に効果が期待できるのか否かさえ判断がむつかしい。