中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、他に言い方はないのかな?

 自民党二階俊博幹事長は24日の記者会見で、新型コロナウイルス

関してカタカナ用語が多いことに対し「英語を使ったり、フランス語で言ったり

する人もいるが、その場は本人はいい気分になっても、相手が理解しなくては

なんのことにもならない・・と発言した。 また、河野防衛相は「クラスター」を集団

感染、「オーバーシュート」を感染爆発、「ロックダウン」を都市封鎖では「ダメなの

か」とした上で「なんでカタカナ?」と投稿している。この投稿に対して「難しいカタ

カナ専門用語は国民の理解の妨げになる」「漢字は表意文字だから初見でも意味が

伝わりやすい」などの賛同の投稿が相次いだ。一方で、「クラスターと集団感染、

ロックダウンと都市封鎖は微妙に異なる」という指摘もあるようだ。

  私は長い間、がんの無料相談電話を続けてきたが、相談者がよく言うことに、

医者が使う「用語」が分からない・・というのがあります。 多くの医師は、カタカナ

用語をよく使います。インフォームド・コンセントを行います・・といわれて、???

と思ってしまったとか・・患者さんは戸惑っていますが、医師は関係なく説明を

はじめます。 もちろん、日本語で言う方が面倒くさい・・ということでもあるの

でしょうが・・患者の立場になれば、分かり易い日本語で言ってほしいものです。

インフォームド・コンセントの最後に「はい、サインをしてください」と言われても

びっくりするだけなのです。 今回新型コロナウイルス問題も、専門家にして

みれば、日本語の方が誤解されやすいから・という言持ちもあるのでしょうが、

普段聞いたことがない言葉を並べられても理解が得られないということに、

気が付いていないのでしょう。 クラスターという言葉で「クラスター爆弾」を思い

浮かべる人たちには意味が通じやすいでしょうが、普段なじみのない言葉なので

戸惑う人もいるでしょう。 オーバーシュートも分かりにくいし、ロックダウンも馴染まない

言葉ではないでしょうか。 河野さんの提言の日本語も・・いまいち・・かなと、思っています

ので、適切な言葉を探り出してほしいものだと思っています。