やっとPCの前に座れた。大した用ではないのに、出かけると
4時間は過ぎてしまう。
さて、“驚異の的中率”を誇っている「MEGA地震予測」というのを
ご存知でしょうか? 測量工学の権威である村井俊治東京大学名誉教授に
よって開発された、人工衛星を使用した全く新しい方法で地震の前兆
現象を捉え、解析するものです。地震科学探査機構が予測に用いるのは
人工衛星の測位データで、「普段から地盤は隆起沈降し、東西南北に
動いている。そのひずみが地震を引き起こすと村井氏が解析している。
現在、警戒を要する地域は3エリアあり、首都圏が含まれている。
ワースト1(要警戒) 東北エリア 茨城、福島、岩手で震度4~5
「太平洋側は東日本大震災で大きく沈降した後、徐々に元に戻ろうと
隆起している。これに対して、日本海側は沈降気味になっている。
隆起する速度に注目すると、宮城県が最も速く、その速度の差が新しい
あたりで震度4~5クラスが起きる可能性がある」
さらに「最近いやな現象が起きている」東京から南に約357
キロ離れた伊豆諸島・青ケ島(東京都)では、東日本大地震が起きる
前と似た現象があらわれているという。
「東日本大震災の約2カ月前に青ケ島が、高さ変動で約76センチ動
いたが、19年11月10日~16日のデータを見ると、約81センチ
の動きがあった。異常さが一致している・・と。
ワースト2(要警戒)
関東エリアでは、その伊豆諸島や小笠原諸島、千葉県の房総半島に
変動がみられる。房総半島や伊豆諸島の一部が、水平ベクトルで北東
方向を向き、(東京から南に約285キロの)八丈島は北西を向いて
いる。ベクトルが逆の方向を向く境目には、ひずみがたまりやすい」
震源が房総沖となると大津波を発生させる恐れがあるだけに注意が
必要だ。
ワースト3(要警戒) 九州南部エリア 2~3カ月で大きく変動。
「熊本、宮崎、鹿児島などを含む九州南部は、ここ2~3カ月の間で
大きく変動が起きたエリアだ。高さ変動では、宮崎県と鹿児島県の一部が
沈降。水平方向の動きでは、宮崎県と鹿児島県南部、屋久島、種子島含む
地域で非常に大きくなっている」
村井氏が立ち上げた地震科学探査機構(JESEA)が実施。地上
約2万キロメートルを周回するGNSS(衛星測位システム)のデータ
を利用し、国土地理院が公表する全国約1300カ所の電子基準点で、
どのような地殻変動が起きているかを観測し、地面が大きく沈むなどの
異常変動を突き止めることで巨大地震の発生地域を予測する。
2013年から18年にかけて震度5以上の地震に限ると、発生半年前
までに前兆を捕捉できたケースは85.3%(JESEA調べ)。
分析結果は「MEGA地震予測」(月額380円税込み)で公表中。
閲覧はhttps://www.jesea.co.jpで。
地震情報に関心を持たれる方は、月額380円で最新情報を得られるという。