セブン―イレブン・ジャパンは29日、自主的に時短営業をしていた
大阪府東大阪市のオーナーに対し、予定通り31日付でフランチャイズ
契約を解除すると通告した。人手不足から24時間営業をやめていたが、
小さな抵抗は、大きなものに、むなしく跳ね返された形となった。
コンビニエンスストアの24時間営業が揺らいでいるように見えた。
人手不足から営業短縮を求めるフランチャイズ(FC)加盟店と、現体制を
維持したい各社の経営本部が対立する図式だったが、今回のセブンイレブン
の決定によって新たな展開になった。
セブンイレブンが、加盟店の要望を認めなかった背景には、顧客の要望が
24時間体制を望んでいるというものだった。なにもかも、便利であれば良い
と考えている人が多くなった日本では、文字通りコンビニエンス(便利)を
求める人が多くなっているのだろうか。 わたしは、24時間営業などは
「愚の骨頂」だと思っているが、24時間営業を求める身勝手な人たちが増える
ことによってとんでない方向に向かっている。
加盟店を始めた時代には、まさか人手不足になるなどとは考えていなかった
だろうから、経営者たちにとって「辛い時代」になったということだ。