木田幸紀放送総局長は、大河史上ワーストの全話平均
視聴率8・2%で終わった大河ドラマ「いだてん」について、
もういちどクドカンに大河をお願いしたい・・というような
ことを言っている。「いだてん」は、日本と五輪との歴史を
辿ったドラマであり、大筋での内容に不満があるわけではない。
低視聴率の原因をほかに求めすぎているのではないかと、おもう。
不祥事などは視聴率とは関係ない。面白いものであれば、不祥事が
あっても見る!! クドカンをもう一度なんていうのはおかしい。
彼の脚本は大河には向いていないのだと思う。民放のバタバタドラマ
には向いているかもしれないが。
来年の「麒麟がくる」は、日本の歴史上でもっとも面白い時代が
テーマだけに期待できる。斎藤道三、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康
の時代ほどドラマスティックな時代は他にない。この4人とも、素性
は怪しいが、後には堂々たる素性を名乗っている。
このドラマの主役である明智光秀も素性的には怪しい。この時代の、
素性の怪しい連中が、日本を動かすところが、韓国では考えられない
ことであり、アジアの中で日本が先進国へとなっていく重要なところ
でもある。 ドラマでは、そこまで描けないだろうが、道三から光秀
まで・・見ごたえが期待できそうだ。 もし・・これをクドカンが
書いたら、多分見る気がしないだろうな・・とおもう。クドカンが
悪いのではなく、かれに大河ドラマを依頼した方がいけなかったのだ。
五輪と日本・・NHKの狙いは良かった。企画の最初はOKだった。
クドカンに依頼しようと言い出したのは・・だれだ!!二度と間違うな。